今回は少々せつないお話になりますのう(、、
生産につきまして良いところばかりでなく、こういったところ
もありますことを存じ上げて頂ければ幸いですのじゃ
先日、「トレントバルディッシュ」作成のご依頼がございました
のじゃ
木工にはシップ装備がございませんですじゃて、高いスキルの
ものはドワーフの生産装備でないとHGやMGの枠が出ません
ですのじゃ
でも、ドワーフ装備でのルーレットはお店売りやシップ装備と
比べられないほどの超高速回転ですのじゃ(、、
そして、HG・MG枠が増える代償として、とても多くの失敗枠
が存在しますのじゃ><
しかし生産として、NG品でご満足頂けないことは百も承知
ですし、わらわ自身も挑戦したいものでしたじゃて、お受け
してみることにしましたのじゃ
材料をセットしまして

ルーレットを回します・・・

目を離さずとも一瞬のうちに駆け抜けていくカーソル
普段のルーレットが心地よいそよ風としますと、これはもはや
嵐と表現せざるを得ないような、そういったものですのじゃ
ほんの些細なためらいが、運命を分かちます
首筋に鋭利な刃物を押し当てられたような、強烈な重圧が
わらわに圧し掛かるようでしたのう・・
回転を見つめ、呼吸を整え、いざ参りますのじゃ!

・・失敗ですのじゃ(、、
少々、気負いしすぎてしまいましたようですのう
限りある材料、超高速回転・・・
そして何よりも、傍らにおられますご依頼者の期待の眼差し
それに答えるべく、動くはずのわらわの指先は、まるで糸が
絡んでしまったかのような、ぎこちない素振りを見せており
ますのじゃ><
このままではいけない、そう思いましたわらわは目を閉じて
さきほど、音もなく崩れ去った材料のことを頭の中から追い
払おうとしましたのじゃ
霧が立ち込める森を、何の手ががりもなく彷徨うような状況
木立の中に幽かに見えたその出口を求め、歩みを速めます
あと一歩で出口に手が届きますという、まさにそのとき

届きかけたようにみえた、その出口はわらわの目の前でかき
消えてしまいましたのじゃ(、、
思えば最初のルーレットを回しましたあのとき既に、森に潜
む怪物の糸に絡め取られていたのですかのう・・・
残りの材料を抱えるその手には力が入りませんでしたのじゃ
はみにゃ殿、ごめんなさいですのじゃ(、、

手元に残りました1セット分をお店のノコギリを使いまして

なんとか、トレントバルディッシュNGをお渡しすることが
そのときわらわのできます、精一杯のものでしたのじゃ(、、
今回、お天気にも晴れの日や雨の日がありますように、生産にも
そのようなことがありますと、考えさせられましたのう・・
ですじゃて、これからもこのようことは多々あると念頭に置きつ
つ、自らのスキルに慢心せず頑張りたいと思いますのじゃ
「生産の喜びはお使い頂きます方の感謝の心」
おそらく、生産に携わります方はこのような気持ちを心のどこか
に最初から持っていると、わらわは思いますのじゃ
いつもの日記と違いまして、むつかしくなってしまいましたかの
ご感想などを頂けますと、とても嬉しいですのじゃ^^
まだまだ生産しますかの?